納入事例:NECネッツエスアイ株式会社様
日本橋イノベーションベース 構築プロジェクト |
今までの働き方をゼロベースで見直す
「オフィス構造改革」への挑戦 |
NECグループの一員として、ネットワークインフラ事業などを手掛けるNECネッツエスアイ株式会社様。2020年2月、共創とイノベーションの場として生まれた同社の「日本橋イノベーションベース」プロジェクトにおいて、イトーキはコンセプト構想実現のためのレイアウトプランニング・什器によるご支援を行いました。
2007年から継続的に働き方改革に取り組んできた同社。当初は効率化や可視化から着手し、2017年にはすべての社員が無制限で利用できるテレワーク制度を導入。そして2019年から新たな挑戦として掲げたのが「分散型ワーク」でした。
分散型ワークとは、本社オフィスの機能を「ビジネスベース」に、人材育成と新技術の検証を「テクニカルベース」に、さらにサテライトオフィスである「アクティビティベース」、そしてこの「イノベーションベース」に拠点を分散するという取り組み。組織ごとに物理的にエリアを分けた従来のオフィスから、あらゆる壁を越えて社員一人ひとりが能力を活かして快適に働けるオフィスを目指し、首都圏オフィスの大幅な再編である「オフィス構造改革」を実践しています。
本プロジェクトで手がけた日本橋イノベーションベースは、全社横断メンバーによるビジネスの創出や国内外の来客・パートナーと「共創を深める場」として生まれた新たな拠点。2フロア合計約1,950坪のメガプレートで構成される空間です。
「これまでのカタチや既成概念に縛られない、尖ったアイデアを期待したい」。同社の提案依頼書に記された言葉が、その革新性を物語ります。 |
「共創ワーク」を実現するコミュニケーション環境へ |
「分散」の実現において重要なファクターとなるのが「コミュニケーション」。同社は「どこにいても常に人と仕事と知がつながり、生産性を飛躍的に向上させ、イノベーションを創造する働き方」を【共創ワーク】として定義。日本橋イノベーションベースは、共創ワークを具現化する重要な拠点として位置づけました。
同社が描く「共創ワーク」を、どのようなオフィスであれば実現できるのか。物理的な距離がコミュニケーションを阻害することなく、さらに「どこでも、だれとでも」つながる環境を構築するために、イトーキはレイアウトプランニング、ゾーニングといったトータルでの空間プランニングを実施しました。
「なぜ日本橋なのか?」「イノベーションベースでの働き方は?」「ワーカーがベースに来る目的は?」といったさまざまな角度から、深くニーズを考察。動線を考え抜き、必要なその瞬間にさっと『Zoom』にアクセスできる、デスクの絶妙な配置がコミュニケーションを誘発する…そんなイノベーティブなレイアウトを突き詰めていきます。
それは「あらゆる人と場所がシームレスにつながり、一体感を持って働く」イメージを軸とし、部屋を隔てる壁がほとんどない、開放的かつ刺激あふれるプランへと昇華。やがて日本橋イノベーションベースは、137インチ×3面の超大型ディスプレイを配した「オープンイノベーションエリア」に象徴される、同社のアイデンティティを体現したオフィスとして完成しました。
また、このコロナ禍の中においてもこの「分散型ワーク」は非常に有効に作用。コロナショック前から手掛けていたことも奏功し、出社率のコントロールやメンバーの分散、感染拡大防止に十分な配慮のできるエリア分けなどにおいて、現在も大きな効果を発揮しているといいます。 |
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タイトなスケジュールの中、加速するプロジェクト。
その具体的な軌跡とは |
さらに本プロジェクトは、受注内定から基本設計図書作成までの期間が規模に対して非常に短期間であったことも大きな特徴でした。正確性の高い図面や指示を細やかに詰めていったこと、さらに長年築いてきたゼネコンやデベロッパーとの関係性も功を奏し、タイトなスケジュールでありながらプロジェクトは遅延することなく加速。関係者間でのイメージ共有にはビジュアルを用いてすぐにその場で確認するなど、週に1度の定例会議も濃密な時間となりました。
そんな数々の革新的な要素を包含した本プロジェクトにとって、パートナー選定は非常に大きな意味を持つものでした。プレゼンテーションから実際のプロジェクト進行、完成後の運用とその効果まで、同社ビジネスデザイン統括本部 エンパワードビジネス推進本部 ワークスタイルデザイングループ 鈴木様、五十嵐様にお話を伺いました。 |
詳細PDF版の内容
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詳細PDF版では、
・課題とプロジェクトの概要
・パートナー選定の経緯
・プランニングの要点
・プロジェクト進行中の具体的な動き
・運用後の状況と今後の展望
などを詳しくご紹介しています。
ぜひ、右のフォームよりお気軽にダウンロードのうえご覧ください。 |
ご担当者の声
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NECネッツエスアイ株式会社
鈴木 聰子様(左)
五十嵐 千鶴恵様(右)
「イトーキはこういう提案でくるだろう、という予想を非常に良い意味で裏切られたプランニングでした。当社がこのプロジェクトで実現したいと考えていることをとても深くまで汲み取っていただいたと感じています。その対応力はプロジェクト中も変わらず、少人数だった当社側は非常に色々な場面で助けていただきました」 |
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