ITOKI

納入事例:株式会社ベネッセコーポレーション様
東京本部オフィスリニューアル

オフィス面積は4割減、コラボスペースは2倍以上に。
「チームでの価値創造を生み出す」オフィスへの革新

教育、介護、保育、語学などを広く展開するベネッセグループの中で、『進研ゼミ』『こどもちゃれんじ』といった通信教育や出版事業を手掛ける株式会社ベネッセコーポレーション様。同社東京本部(多摩市)の全面リニューアルプロジェクトにおいて、イトーキはコンセプト策定などコンサルティングからプロジェクトマネジメント、レイアウトプランニング、什器に至るまでトータルでのご支援を行いました。

本プロジェクトで手掛けた東京本部オフィスの社屋は、敷地全体を緑、水、アートが彩り、「地域に開かれたオフィス」として親しまれる高層ビル。1994年の竣工以来、じつに26年目の大規模リニューアルとなりました。

出版や教育といった業種の特性上、同社のそれまでのオフィスは紙があふれ資材も多く、島型のデスク配置が並ぶいわゆる「レガシーなタイプ」だったといいます。そんなこれまでのスタイルを刷新するとともに、折しも発生したコロナ禍による出社率の変動に対応するため、2020年の6月から本格的にワークスタイルとオフィスの改革をスタート。ビル18フロアに及ぶ空間リニューアル計画の始動でした。

同社がキーワードとして捉えたのは、「チームでの価値創造(共創)を生み出す」場をつくること。そのためにイトーキは、まず同社のワーカーたちへの調査データの解析を手掛けました。そこから「本当に最適なオフィス」の像を描き、フロア計画やコンセプトを形作っていきます。さらにコロナ禍への万全の対策として、密にならないレイアウトや感染拡大防止に配慮した設えも重要となりました。

やがて導き出されたのは、首都圏に分散していた賃貸オフィス面積は4割削減のうえ、チームビルドやコラボレーションスペースは1フロアにつき従来の2倍以上に拡充するといった、まさにこれまでのスタイルを一新するプランニング。これは、大規模なオフィスにおけるAfterコロナ対応への大きな挑戦でもありました。ワーカーの状況から必要な席数を割り出し、「つながりの場」と「生産性の向上」を絶妙に組み合わせたオフィスレイアウトは、しっかりとした実現可能性を持ちつつも新しい働き方への想像が広がる、そんな構想として結実していきます。

コロナ以降、低下した出社率に合わせて
オフィスを最適化。ハイブリッドな働き方に対応する
新たなワークプレイスへ

プロジェクトの初期にイトーキがまず行ったのは、オフィスと働き方の方向性を固める「コンセプト」策定。同社の若手から中堅まで約40名の参画メンバーに全5回のワークショップを実施し、現在の状況のヒアリングや新たな働き方で大切にしたいワークシーン、またそれを支えるスペースについて像を固めていきました。ここで生まれたコンセプトが、以降のプロジェクトにとって羅針盤のような役割を担うこととなります。

このコンセプトワークだけにとどまらず、本プロジェクトでは非常に多くのヒアリング・ファシリテーションが行われました。たとえば執務エリアの全体的な印象を決める際にも、実際にそこで勤務する部署のメンバーの意見を反映するプロセスを経ています。それにより、執務エリアには2種類のテイストが誕生しました。1つは明るい印象のカーペットと白を基調とした「やわらぐ」テイスト、もう1つは落ち着いた温かみのある「つむぐ」テイストに。それぞれの特性を生かした空間を演出しています。

また、新たなワークスタイルへの革新を象徴といえるのが「チームビルドスペース」。2フロア吹き抜けの空間に位置する、チームでの活動やコミュニケーションのための場です。ここは従来、朝礼など全社ミーティングを行う「大会議室」でした。それが今は明るく開放的な「チームで集まる」場に生まれ変わったことに、ワーカーたちも驚いたといいます。
この場は、同社内の公募により「ミラコモ」と名付けられました。「未来」「コモンズ」に由来するこのネーミングには、同社の共創への思いが強く込められているといえます。

そうして完成したオフィスはワーカーたちの満足度も非常に高く、「すごく良くなった、とても気持ちよく働ける」とオフィス運営メンバーに声をかけてくれることもあるとか。コロナ禍における出社率コントロールにも快適に対応でき、在宅ワークとオフィスワークを組み合わせたハイブリッドな働き方も無理なく実現。これまで雑然としていた場所も整頓が保たれ、働きやすさにつながっているといいます。

プロジェクトの中でも光る「チームの力」。
共創がもたらすエネルギー

本プロジェクトはまさに流動的なコロナ禍の中、非常に短期間で進行したことも大きな特徴でした。さまざまな状況が影響し、予期せぬ変更なども発生。しかし最終的に、工期や予算は予定から外れることなくプロジェクトは完了を迎えます。その大きな要因は、同社とイトーキの間に築かれた「チームワーク」でした。タイトな工期の中でロスなく情報を共有し、ざっくばらんなディスカッションを元にスピーディに対応を確定。そんなムダのないやりとりの積み重ねで、プロジェクトは遅滞なく進行していきました。ここにもまさに「チームの持つ力」が、エネルギーとして発揮されていたといえます。

同社にとって、まさに「革新」となった本プロジェクト。おのずとパートナー選定は非常に重要な意味を持ち、慎重を期して行われたといいます。そんな計画の始動からパートナー決定、実際のプロジェクト進行、完成後の運用とその効果まで、同社総務部の渡辺様、小野様、柏田様、北川様と、東京海上日動ファシリティーズ株式会社 池田様にお話を伺いました。

詳細PDF版の内容

詳細PDF版では、

・プロジェクト始動のきっかけと課題
・パートナー選定の経緯
・プランの詳細
・プロジェクト進行中の具体的な動き
・運用後の状況と今後の展望

などを詳しくご紹介しています。
ぜひ、フォームよりお気軽にダウンロードのうえご覧ください。

ご担当者の声

写真右から
株式会社ベネッセコーポレーション
北川 賢佑様
柏田 藤子様
渡辺 健様
小野 祐輝様

東京海上日動ファシリティーズ株式会社
池田 伸也様

「プロジェクト開始後すぐに、『イトーキの掌の上に乗っていれば大丈夫だ』と感じました。真摯で献身的な対応、連携とスピード感に大変助けられ、本当に良いチームを組んでいただいたと感じています。完成したオフィスもワーカーたちの満足度が非常に高く、今後の運用がとても楽しみです」

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